2015年9月2日水曜日

演習課題3A(1回目・2回目)

今回の課題は敷地形状が南北に長く、図面レイアウトは平面図3面が上部に3列と断面図が下部となる。本試験では、限られた答案用紙に作図することになり、自ずと敷地規模および図面レイアウトが決まってくる。敷地規模としては、東西に長い場合は東西50m以内×南北40m以内、南北に長い場合は東西40m以内×南北50m以内となる。いずれかのパターンしか考えられないので、それぞれの主なアプローチは頭に入れておくこと。
①問題の要点・・・地方都市の市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅である。設計にあたっては医療法、高齢者医療確保法及び老人福祉法に関する規定は考慮しない。(これまでの課題同様)
社会資本(電気・ガス・上下水道)は整備されており、地盤は良好で杭打ち不要、気候は温暖で積雪対応は不要。建蔽率80%・容積率400%。敷地は東側に幅員18m、西側に幅員12mが42m接道している。南北には事務所ビル7階建てと5階建てが隣接。東側にも道路越しに5階建てビル、西側には道路越しに公園が広がっている。要求の建物は地上5階建てとし、床面積の合計は2,900㎡以上3,300㎡とする。なお、課題文の文脈より、共同住宅部門の共用廊下の床面積は、これに含むこととする。
②設計のポイント・・・敷地形状が南北に長いので、集合住宅部門の住戸階(基準階)をどの方角に向けるかがポイント。また、2面接道なので各部部門のアプローチを明確に区分出来なければならない。立面計画では1階の食堂・厨房と2階の食堂・パントリーとの動線、設備機械室、特に電気室・借室変電室の位置と電気シャフト(EPS)の位置関係に注意する。
③出来栄え・・・今回もエスキスに3時間を要し今後の課題となった。記述は55分で良好、作図は3時間50分でやはり20分超過。エスキスの今後の目標時間は、課題文読取り及び諸室想定・面積算出に10分、アプローチ計画~機能図~建物のボリューム(周辺施設サイズより建築可能範囲を想定)~基準階の想定(形状程度)~諸室の階振り分けと面積検討~スパン割検討・・・ここまでで20分、コマゾーニングで30分、400分の1エスキス図で60分とする。これで合計2時間である。
今回の評価はB-(マイナス)。所要時間も考えると更に評価は低い。作図力についてはメリハリが効いており好評価。減点ポイントは、ごみ置き場を集合住宅部門用1か所しか計画しなかったことと、事務室が無窓であったこと、トランク付きエレベータのサイズが大き過ぎたこと、住戸の玄関扉を防火戸表記していなかったこと、断面図で住戸の置床表記が出来ていなかったこと、寸法線のスラブレベルがフロアレベルになっていたことが挙げられる。全体的なゾーニングは明確に出来ていたと自己評価している。
※全くの想像だが、本試験での要求図面が平面図3面と断面図だけというのは明らかに作図量が少ない。これまでとは違うプラスαが何か?
私としては、一つは断面図に注目している。7階建て以上の高層階にすることで作図量が増える。また、基礎免震構造・住戸の置床表記と風呂・バルコニーのスラブ下げ表記による作図量の増加。あるいは平面図で各室の什器類の表記を詳細に求められる。便所・風呂・食堂・厨房・和室・洋室・住戸・ラウンジ・相談室・設備機械室での機器類と寸法の表記など。
とにかく今のうちからこれらの表記を練習することで、本番に備える。

【2回目】

出来栄え・・・エスキス時間2時間15分(課題文読み取り及び諸室・面積想定10分、機能図等一連の検討30分、コマゾーニング20分、エスキス図1時間15分)で15分の超過。記述57分で目標内。作図3時間55分で25分超過。
今回の一式図で全体の時間取りがようやく掴めたが、作図完了後の見直し作業で「重大な不適合」を発見。要求室である静養室(面積適宜)と相談室(同じく)を計画漏れ。他の課題でも同じミスを犯しており、再発防止策を考える。→ⅰ)機能図作成後に課題文の要求室を塗りつぶす。ⅱ)コマゾーニング作成後に機能図機能図を塗りつぶす。エスキス図作成後に再度課題文の要求室及び特記事項を塗りつぶす。今後徹底する。
今回は受水槽・ポンプとキュービクルを敷地上に計画したが、せっかくの基礎免震構造なので、地震時の被害を考え建物内に計画することが望ましいと考える。図面の出来栄えとしては、静養室・相談室の急遽の付け足しがあったが、そこそこ力強く表現出来たかと思う。本番では緊張が伴うことから、要求室の充足は確実にチェックする方法を考えておく。

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