2015年9月25日金曜日

特訓課題2A(1回目・2回目・3回目)

①問題の要点・・・東西2面接道、それぞれ12m・16m幅員道路であり、西側の16m道路側がデイサービスのメインアプローチとなる。建ぺい率が60%、第1種住居地域、南側に集合住宅が隣接という条件であり、建築面積の超過・採光条件を満たすための離隔距離、道路斜線制限の法的制約を検討する必要あり。採光のための離隔距離は、5~7階建の場合、住居系用途地域で7m、商業系地域で4m以上と覚えておけばよい。
敷地形状が南北に細長いことと、住戸タイプが3タイプ用意され、共用廊下の取り方に工夫の余地があることで、トランクルーム、ラウンジのレイアウトにも影響を与える。頭を柔軟に対処することが必要。
②設計のポイント・・・建ぺい率が厳しい割に基準階面積は大きく確保することが求められるので、1階平面の取り方に工夫が必要なのと、庇・屋外階段等の出が1mを超えるとその分建築面積に参入されることをしっかり認識する。
③出来栄え・・・今回はフリーハンド作図が求められたが、エスキスに3H50Mと時間が掛かり過ぎ、結局作図時間は2H30Mとなり中途半端な結果となった。講師との相談の結果、今回の本試験では「フリーハンド」での作図に挑むこととした。3時間あればかなりの作図密度で仕上げられるので、その分エスキスに余裕が出来る。まだまだ粗い図面だが今後練習を重ねて、精度を上げていきたい。

【2回目】答案例からの逆エスキス図を作成し、フリーハンドで作図。

プランとしては管理サービス部門内の動線(諸室レイアウト)の妙など参考になる。廊下を単に真っ直ぐ計画するだけではなく、屈曲させることで小さなスペース(職員便所・給湯室など)を自然に確保出来る。住戸については、これまで細長い室形状(間口3m×奥行10mなど)で1スパンに2室計画することを基本としてきたが、今回の答案例のように廊下を他の用途でも使用できる程のスペースにし、その代り1スパンに1室(例えば間口6m×奥行5mなど)とすると、居住環境は採光面でも移動距離の面でも格段に良くなる。今回の答案例では拡大廊下部分にトランクルームを計画している。確かに採光用の窓は必要ないので有効である。
作図時間4H(柱・壁まで完成に2H、以降2H)は掛かり過ぎ。3H以内に納めることを目標とする。

【3回目】作図速度向上のため、2回目と同じエスキス図からの作図。今後は全てフリーハンド。

所要時間は2回目と全く同じ2H+2H=4H。どうしても基準線、柱、外壁・間仕切り壁、寸法線・寸法までで2Hかかる。これを1.5Hに短縮し、残る作業も2Hから2.5Hに短縮すれば合計3Hとなりこれを目標にしたい。エスキスも課題文読み取り・諸室想定と面積想定まで20M、機能図・周辺施設サイズ・建築可能範囲・基準階検討・階の割り振りまでを30M、コマゾーニングを20M、エスキス図50M、合計2Hを目標とする。出来れば記述を50Mとし、エスキス図を60M確保したいところ。
答案例では浴室の一般浴室が無窓居室になっていたのでこれを解消したが、サービスステーションが閉鎖的な形状となり視認性や開放性が悪くなった。

※1回目の作図に対する講師の講評・・・
ゾーニングGood。フリーハンドGood。の評価。ただし作図時間がかかっているので短縮が課題。多目的室などの大きな部屋は扉を2m程度の大きさで開く。床面積計算でPSは考慮しなくて良い。アルコーブは減ずる。

2015年9月17日木曜日

特訓課題1A(1回目・2回目・3回目・4回目)

いよいよ今週から特訓課題となり、最後の総仕上げ段階に入った。今回の講義でも時間内完成を目指したが、力量不足で時間超過。そもそもエスキスがまとまらず、殆んど見切り発車で記述→作図へと進めざるを得なかった。エスキス時間3H20M、記述1H、作図3H45Mの合計8H05Mとなり、制限時間6H30Mより1H35Mも超過してしまった。しかもプランは余りうまくまとまっておらず、不本意な結果となった。
①問題の要点・・・集合住宅部門、デイサービス部門に加え、外部施設としてレストラン、屋外テラスが求められた。南北にそれぞれ16mと12mの2面接道。東西には集合住宅が隣接。今回は地上7階建て、床面積3,300㎡以上3,800㎡以下。住戸の基準階指定を除き各居室の設置階指定はされておらず、適宜計画する。
②設計のポイント・・・南北の道路には歩道が付いているので、デイサービスと集合住宅をそれぞれ南北に分けてアプローチする計画が望ましい。「歩道付き」はアプローチを計画せよとのメッセージである。管理サービスアプローチは歩道なし接道でも可能である。レストランの経営母体は同一だが動線の区別は明確にすることが求められている。厨房の管理動線をどのように確保するかがポイントである。デイサービス部門のエントランスホール(2)に案内サービスカウンターが、管理サービス部門の事務室に受付が求められているということは、これらを同一階に設けずそれぞれの階にて利用者管理を行うという意味である。
③出来栄え・・・基準階の住戸開口部を南側に向けた片廊下型に拘ったため、7m×7mスパンでは階段室が納まらず、6m×7mスパンとしてコマ数を稼いだ。但し住戸面積が小さくなることと、そもそも延べ床面積が指定範囲に満たないため、6m×7mと6m×8mの混合スパンとした。管理部門のゾーニングが一部まとまらず、機能訓練室・食堂の厨房が利用者ゾーン廊下を挟んで管理サービスゾーンと連絡する計画となってしまった。また、レストランの厨房も完全に独立してしまい、これがどのように評価されるかは講師の判断を待ちたい。屋外テラスも道路からみて奥に細長い計画となり、余り評価できない。
今回は無理やりまとめた一式図となってしまったので、再度オリジナルプランで一式図を作成する。

【2回目】

1回目は6m×7mスパン+6m×8mスパンで計画したが、今回は7m×7mスパンで計画した。1階と2階を35m×21m、基準階を35m×14m+階段室とトランクルームで14m×7m。2回目のプランでは当初1階のみ35m×21mとし、2階以上を35m×14mとしたが、延べ床面積3,642㎡でかなり窮屈なプランとなり、一部要求室の面積が過小になるなど問題が生じた。答案例を参考に2階を1階と同じ床面積にしたところ、延べ床面積3,789㎡で指定範囲に納まることからこれを採用。これにより2階にデイサービス部門を余裕で計画できた。
所要時間は、作図3H30Mまでで最低限を完成。室内プラン、要求室の什器類、植栽・通路の装飾、歩行距離・経路が未作図。4H10Mでこれらすべて完了。記述は今回答案例のトレースとし、所要時間は42Mであった。作図時間が最低でも3H30M必要な状況であり、本番ではエスキスが苦戦しても2H00Mで何とかまとめ上げ、記述で1H、残り3H30Mで確実に作図を仕上げる戦略とする。図面の完成度が低ければ、いくらプランが良くても採点されないことが予想される。今後の演習では、すべて上記の時間内にて無理やりにでも作図を完成させる。

【3回目】※2回目のエスキスからフリーハンドで作図。

今回は基準線・柱・寸法線のみ平行定規で作図し、それ以外をフリーハンドで作図してみました。どれ程時間短縮になるかを見るためです。
結果は、2回目で要した時間4H10Mを今回は3H00Mで完成することが出来ました。1.3倍強の速さ、約70%の時間で作図完了です。ただし作図精度はかなり悪いです。壁が大波を打って、壁厚50mm~400mmほどでうねっている状態ですので、まず合格レベルには程遠い出来栄えです。とても採用する手法にはなりません。しかし、この時間短縮は非常に魅力的であり、麻薬のようです。私の場合、どうしてもエスキスに時間掛かり過ぎてしまい、作図時間にせいぜい3時間程度しか充てられない可能性が大きいです。これを通常通り平行定規で作図すると、特記事項にある机・椅子等の什器類や、室内プラン、外溝周りの植栽などをきちんと描けないことが予想されます。今のうちからフリーハンドを想定した訓練に切り替えるか、あくまで保険として温存し、平行定規での作図に拘るか、非常に悩ましいところです。
フリーハンドでの合格作図レベルを知り、またフリーハンドでの採点者の印象など是非知りたいですね。

【4回目】※基準階スパンを6m×7mと6m×8mの混合スパンとし、1階・2階を36m×22mの平面計画とした。今回もフリーハンド。

今回、改めてオリジナルの再エスキス。1回目で採用した6m×7mと6m×8mの複合スパンを同じく採用し、1階と2階をフルスパン36m×22mで計画した。これにより床面積に余裕が出来、特に2階のデイサービス部門の諸室計画にゆとりを持てた。課題はレストランであり、今回は課題文にある「レストランは同一オーナーであるが利用区分は明快に分ける。」という主旨のもと、厨房を管理ゾーンに組み込むことを優先しすることで、集合住宅部門とのアクセスが出来なくなってしまった。両者を両立させることは出来なかった。答案例では集合住宅部門とのアクセスを優先し、管理部門ゾーンからは独立させていたので、恐らくこちらを優先することが望ましいのだと思う。出来栄えは、エスキス3Hを大幅超過、記述は省略、作図3H45Mとまだまだ。見栄えは変わらず粗い。更に作図速度を上げて3H以内でかつ見栄え向上も目指す。

2015年9月14日月曜日

参考課題A

①問題の要点・・・敷地は東西の2面接道で、西側18m道路越しに7階建て集合住宅、東側12m道路越しに5階建て集合住宅、北側に病院隣接、南側に5階建て集合住宅隣接。建ぺい率80%なので要注意。建築条件は地上5階建て、床面積3,200㎡以上3,700㎡以下。社会基盤は整備されている。
②設計のポイント・・・敷地面積が38m×36m=1,368㎡(建ぺい率80%→1,094㎡以内)と狭く、整形をしているため片廊下型及び中廊下型での計画では難しそうである。建築物に3面が面する中庭の要求もあり、ツインコリドール型での検討が必要になりそう。これまでにない課題である。
③出来栄え・・・予想通りエスキスが非常に難しく、南側をオープンにした3面を囲まれた中庭での計画ではまとめられなかった。答案例を参考にし、四方を囲まれた中庭での計画(ツインコリドール型)で考えた。エスキス所要時間3時間を大幅超過、記述は簡易系ゆえ時間は不問。作図は4時間25分を要した。前回の演習課題5でも作図に4時間半近くを要しており、このままでは時間内完成は難しく、もっと速度を上げた作図が求められる。丁寧に描き過ぎの感あり。今回も集合住宅アプローチを道路側ではなく北側隣地に面して計画してしまったので、作図段階で西側道路に向けて計画し直した。アプローチは隣地境界側には設けないことを今後徹底する。また、ボランティア控室を今回も利用者ゾーンに計画したが、これは管理サービスゾーンでの計画とすること。また、職員用更衣室の計画が失念していた。またしても要求室の欠落で、大きな減点となる。エスキス図のやり直し段階で抜け落ちた。今後十分注意する。

2015年9月11日金曜日

演習課題5(1回目・2回目)

今回の課題は作図量・記述共にボリュームがあった。所要時間も大幅に超過し、自己評価としても大変厳しいものとなった。
①問題の要点・・・敷地条件は、北東と南西にそれぞれ12mと18mの2面接道。南東は川幅10mの河川と河川敷に面し、その先には戸建て住宅地が広がる。南西には道路越しに公園が広がり、北東には道路越しに集合住宅が建つ。北西には事務所ビルが隣接しておる。要注意は方角で、通常の北側表示が西に45度傾いている。床面積は2,600㎡以上3,100㎡以下。地上5階建て。
②設計のポイント・・・方角表示が要注意だが、逆にこれをヒントに基準階及び建物全体のレイアウトを検討する。また、居住者用駐車場が平置き14台も求められており、このスペースの確保と建物レイアウトは密接に関連する。基準階をI型中廊下とするか、L型片廊下とするかが判断の分かれ目。何れの計画にしてもスペース的にかなり厳しい計画を要する。
③出来栄え・・・所要時間は大幅に超過。エスキス3時間30分(目標2時間)、記述2時間程度(目標1時間。但し今回の問題は19問と多いので例外。)、作図4時間35分(目標3時間)。以前、本試験での要求図面が平面図3面+断面図のみで過去の老健施設(平面図3面+断面図+梁伏せ図)と比べて少なく、何か詳細な作図表現や記述が求められるのではないか?と記したが、今回の課題により基準階の住戸数の多さや、室レイアウト、階段の箇所数、什器類の表記などを考えると、十分作図量は多いと考える。いずれにしても、詳細な作図や記述を求められる可能性は非常に高いので、対応出来るよう練習を積むこととする。
今回の計画は、講師よりL型とすることと、スパン数を7×7から7×6にすることで1スパン余裕が出来、そこに階段室を充てることが出来るというヒントを貰ったことで非常に納まりの良いプランが出来た。今後は自分で気づくことが大事となる。

【2回目】

本試験での想定課題としてピックアップ。再度エスキスしたが、2回目にも関わらず時間が大幅に掛かってしまった。作図時間は3H45M。これもまだ掛かり過ぎ。図面の完成度・見栄えは随分良くなってきたので、後は集中して速度を上げる。

2015年9月4日金曜日

演習課題4A(模擬試験)~2回目・1回目

模擬試験結果の返却がまだなので、先に2回目の作図を掲載。
模擬試験では不本意にも要求室の休養室40㎡を失念し、重大な不適合として恐らく失格扱いだと思われる。今回の模擬試験ではことのほか緊張し、作図終盤まで面積表の記載を失念(講師の指摘で気付いた。これは一発失格要件である。)したり、エスキスに3時間も掛かり作図時間が2時間半しか確保できなかったりと散々な結果だった。圧倒的に能力不足が原因と思われるので、今の調子で毎日一式図完成を心掛けることとする。
①問題の要点・・・敷地条件は北側16m幅員の一面接道である。今回は独立経営の喫茶室・厨房が求められており、外部からも内部からもアプローチできるよう計画する。建物は地上5階建てとし、床面積は2,500㎡~3,000㎡である。
②設計のポイント・・・今回の課題では初めて敷地条件が北側1面道路となった。一面接道なので、集合住宅・デイサービス・管理サービスの全ての部門のアプローチを北側に計画することになり、動線の区分及びゾーニングがポイントである。また、建ぺい率が60%なので、最初に最大建築面積を算出しておき、数値を大きく記しておく。また今回も南側隣地は戸建て住宅というプライバシーへの配慮を必要とし、他の3方向にも景観の良好な場所はない。限られた敷地条件の中で、如何に南側採光を確保するかを最優先に考えることが重要。
③出来栄え・・・エスキス所要時間2時間40分。目標の40分オーバーだが、着実に時間短縮出来て来ている。問題文読取~諸室想定・面積算出までは約10分で良好。機能図~周辺施設寸法算出~建築可能面積算出~ボリューム検討~スパンの検討・基準階の検討~建物形状・面積確定までが35分と15分オーバー、コマゾーニングは30分と目標値通り、エスキス図(400分の1)が1時間25分と25分オーバー。機能図を上手に整理することで、エスキス図をスムーズに考えることが出来るはず。機能図では室名を正式に転写し、想定の面積も記入しておくことで、それ以降課題文を観なくても機能図だけで足りるようにすれば効率的で時間短縮に繋がる。
時間はかかったが、今回のプランニングはかなり良いと思う。


【1回目(模試)】
作図時間2時間半で時間切れとなり、作図密度がかなり低く状態での提出となった。また、要求室の休養室40㎡が失念となり、失格要件に該当。エスキス段階での要求室の漏れをチェックする作業を徹底する。今回の指導事項は、集合住宅部門のアプローチを隣地境界側ではなく道路側に計画することと、車寄せ屋根の柱を車路にはみ出さないようにすること、受水槽・ポンプ室30㎡、更衣室男女各10㎡、休憩室20㎡で計画すること。エスキス時間の短縮方法を発見することが最優先課題。

演習課題4B

本日より毎日一式図を完成させることにした。一式図とは課題文の読取からエスキス図、記述回答、作図までである。本番でも6時間半を掛け描き上げる程のかなりのボリュームだが、細かに時間計測しながら弱点を克服していく。

①問題の要点・・・大都市近郊の市街地に建つ、民間法人のデイサービス付き高齢者向け賃貸集合住宅を計画する。デイサービスは居住者だけでなく、地域住民にも開放されたものとする。また、集合住宅居住者の安否確認や生活相談サービスも提供できるよう、デイサービス部門と相互に行き来出来るよう配慮する。その他、外部施設としてレストランと薬局も併設し、地域住民との交流も促す計画とする。更に地震等の災害時に地域住民への支援の場となることも求める。
敷地は北側18m道路と東側12m道路の2面接道。北側には公園を望み、東には集合住宅、南と西にはそれぞれ駐車場(2階建て)と病院が隣接する。建物は地上5階建て、床面積は2,200㎡以上2,600㎡以下で計画すること。
②設計のポイント・・・今回は集合住宅部門の共用廊下(基準階)の床面積は算入しない。課題により条件が異なるので注意のこと。今回の課題では所要室の階数指定がないので、それぞれの接続条件や動線を考慮して面積配分する必要がある。今回も公園による眺望が北側に配置されており、悩ましいところ。ただし住戸の居室等開口部は、基本的に南側の採光を最優先に考える。
③出来栄え・・・何とか6m×7mスパンを使って整形の平面計画とすることが出来た。1階は6スパン×3スパン、2階は6スパン×2スパン+階段室の1スパン、基準階は6スパン×2スパンとし、2階と3階を北側に寄せて、南側の隣地境界線より後退させた。設備スペースとしては、電気設備であるキュービクルと自家発電装置、及び空調室外機は1階屋上に計画し、各室へのシャフト距離の短縮を図ったことと、給水設備である受水槽・ポンプ室及び住戸用借室変電室は1階機械室に計画しメンテナンス性に考慮した。最上階の屋上には太陽光発電パネルを設置し、公共電力の使用量の削減による環境負荷低減を実現し、また屋上緑化も計画することで太陽光による熱負荷の低減にも考慮した。南からの日射遮蔽については、バルコニー上部の庇による遮蔽と、開口部にLow-E複層ガラスを採用することで日射熱の遮蔽を行っている。

提出はこれから。

2015年9月2日水曜日

演習課題3A(1回目・2回目)

今回の課題は敷地形状が南北に長く、図面レイアウトは平面図3面が上部に3列と断面図が下部となる。本試験では、限られた答案用紙に作図することになり、自ずと敷地規模および図面レイアウトが決まってくる。敷地規模としては、東西に長い場合は東西50m以内×南北40m以内、南北に長い場合は東西40m以内×南北50m以内となる。いずれかのパターンしか考えられないので、それぞれの主なアプローチは頭に入れておくこと。
①問題の要点・・・地方都市の市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅である。設計にあたっては医療法、高齢者医療確保法及び老人福祉法に関する規定は考慮しない。(これまでの課題同様)
社会資本(電気・ガス・上下水道)は整備されており、地盤は良好で杭打ち不要、気候は温暖で積雪対応は不要。建蔽率80%・容積率400%。敷地は東側に幅員18m、西側に幅員12mが42m接道している。南北には事務所ビル7階建てと5階建てが隣接。東側にも道路越しに5階建てビル、西側には道路越しに公園が広がっている。要求の建物は地上5階建てとし、床面積の合計は2,900㎡以上3,300㎡とする。なお、課題文の文脈より、共同住宅部門の共用廊下の床面積は、これに含むこととする。
②設計のポイント・・・敷地形状が南北に長いので、集合住宅部門の住戸階(基準階)をどの方角に向けるかがポイント。また、2面接道なので各部部門のアプローチを明確に区分出来なければならない。立面計画では1階の食堂・厨房と2階の食堂・パントリーとの動線、設備機械室、特に電気室・借室変電室の位置と電気シャフト(EPS)の位置関係に注意する。
③出来栄え・・・今回もエスキスに3時間を要し今後の課題となった。記述は55分で良好、作図は3時間50分でやはり20分超過。エスキスの今後の目標時間は、課題文読取り及び諸室想定・面積算出に10分、アプローチ計画~機能図~建物のボリューム(周辺施設サイズより建築可能範囲を想定)~基準階の想定(形状程度)~諸室の階振り分けと面積検討~スパン割検討・・・ここまでで20分、コマゾーニングで30分、400分の1エスキス図で60分とする。これで合計2時間である。
今回の評価はB-(マイナス)。所要時間も考えると更に評価は低い。作図力についてはメリハリが効いており好評価。減点ポイントは、ごみ置き場を集合住宅部門用1か所しか計画しなかったことと、事務室が無窓であったこと、トランク付きエレベータのサイズが大き過ぎたこと、住戸の玄関扉を防火戸表記していなかったこと、断面図で住戸の置床表記が出来ていなかったこと、寸法線のスラブレベルがフロアレベルになっていたことが挙げられる。全体的なゾーニングは明確に出来ていたと自己評価している。
※全くの想像だが、本試験での要求図面が平面図3面と断面図だけというのは明らかに作図量が少ない。これまでとは違うプラスαが何か?
私としては、一つは断面図に注目している。7階建て以上の高層階にすることで作図量が増える。また、基礎免震構造・住戸の置床表記と風呂・バルコニーのスラブ下げ表記による作図量の増加。あるいは平面図で各室の什器類の表記を詳細に求められる。便所・風呂・食堂・厨房・和室・洋室・住戸・ラウンジ・相談室・設備機械室での機器類と寸法の表記など。
とにかく今のうちからこれらの表記を練習することで、本番に備える。

【2回目】

出来栄え・・・エスキス時間2時間15分(課題文読み取り及び諸室・面積想定10分、機能図等一連の検討30分、コマゾーニング20分、エスキス図1時間15分)で15分の超過。記述57分で目標内。作図3時間55分で25分超過。
今回の一式図で全体の時間取りがようやく掴めたが、作図完了後の見直し作業で「重大な不適合」を発見。要求室である静養室(面積適宜)と相談室(同じく)を計画漏れ。他の課題でも同じミスを犯しており、再発防止策を考える。→ⅰ)機能図作成後に課題文の要求室を塗りつぶす。ⅱ)コマゾーニング作成後に機能図機能図を塗りつぶす。エスキス図作成後に再度課題文の要求室及び特記事項を塗りつぶす。今後徹底する。
今回は受水槽・ポンプとキュービクルを敷地上に計画したが、せっかくの基礎免震構造なので、地震時の被害を考え建物内に計画することが望ましいと考える。図面の出来栄えとしては、静養室・相談室の急遽の付け足しがあったが、そこそこ力強く表現出来たかと思う。本番では緊張が伴うことから、要求室の充足は確実にチェックする方法を考えておく。