①問題の要点・・・「大都市」近郊の市街地における、デイサービス付き高齢者向け「賃貸」集合住宅を想定。入居者及び施設利用者が明るく家庭的な雰囲気の中で生活が出来るように配慮し、自然採光を取り入れて明るく開放的な空間とする。デイサービスと賃貸集合住宅は管理主体が異なるため、管理区分を明快な計画とする。敷地条件は東側・北側に事務所ビル、南側・西側に集合住宅、接道は北14m・南12m。地上5階建て、床面積合計2,800m~3,400m。基礎免震構造とする。
②設計のポイント・・・屋外テラスとデイサービス用食堂との一体的利用、車寄せのデイサービス用エントランスへの誘導、利用者用動線と管理用動線の明確な区分など。施設内バリアフリー対応など一般的な要求事項は今後も課題に共通。今回は食堂部門のデイと住居部分との運搬方法についても考慮が必要。小荷物専用昇降機の設置など。
③出来栄え・・・エスキスに5時間を要したが、今回の問題は難易度が高かった。ただし時間は掛かり過ぎ。エスキス精度は高いものとなった。記述については概ね良好な評価を得たが、例えばアプローチでのバリアフリーとして水勾配を設けると記述しながら図面に反映していないなど不具合がある。これらを細かくチェックし記述と作図の相違がないよう気を付ける。また、小荷物専用昇降機の位置が1階と2階で1mずれていたが、これは重大な不適合であり厳重注意である。ケアレスミスでは済まされない。1階のデイ部門と住居部門を繋ぐエントランス境界には、防火シャッターを設けること。屋上緑化については、2階屋上の緑化が断面図には表現されながら基準階平面図には表現されていなかった。これも不適合である。更に、基礎免震構造におけるクリアランスを確保するためのエクスパンションジョイント部分(建物周囲3m)にサービス用駐車場が計画されている。これも減点対象となる。また、住居の玄関扉は防火扉表現とすることと、玄関入口には▽表記が必要。今回の総合評価はB-であった。
2015年8月7日金曜日
早期対策課題2
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