①問題の要点・・・地方都市の市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅。デイサービスは、周辺住民の介護及び機能訓練その他医療並びに日常の世話を行うことを目的とし、定員を20名とする。また集合住宅は明るく家庭的な雰囲気で共同生活が出来、免震構造を採用しつつ自然光を取り入れて明るく開放的な空間とする。通所は主に送迎用福祉車両を利用するものとする。北側18m道路で商店街、西側8m道路で集合住宅、東側は公共駐車場、南側は公園が隣接。眺望が期待。地上5階建て、床面積は2,000㎡~2,500㎡。
②設計のポイント・・・デイサービス部門は全て1階に計画。集合住宅部門は全階に渡り、3~5階は基準階とし住戸のみを計画。周辺環境に配慮することと、部門ごとの明快なゾーニングと動線計画。自然採光・自然通風を積極的に取り入れ、かつ日射遮蔽にも配慮する。また、免震構造の特徴についても的確に解説できること。
③出来栄え・・・エスキス時間は5時間以上(目標2時間)、記述は50分(目標1時間)、作図は3時間半(目標3時間)。今回の課題も各部門の階数指定があり、また諸室の面積指定もありエスキスは客観的には容易であったと思う。今回エスキスに時間を要した原因は、スパン割の迷い。最終的に7m×6mスパンを採用したが、ぎりぎりまで7m×7mスパンで検討を進めていた。この場合どうしても床面積オーバーとなることが判明し、改めて7m×6mスパンでやり直すという手間となった。反省点として、400分の1でのエスキス図面作成を急がず、1コマ1マスでのゾーニングプラン、更に面積検討を十分行うことが重要。住戸の間取りプランも事例を何度もトレースするなどして迷わず描けるようにしておく。
今回はまだ提出前ゆえ採点はなし。
【採点結果及び評価】→B
①建物の主出入口には、▽だけでなく「主出入口」の表記も必要。
②車寄せには大きくせり出した屋根(キャノピー)が必要。ただし免震構造に連動させる必要はなく、柱4本と屋根1枚など建物とは独立した構造とする。
③屋内消火栓設備のホース部表記は不要。ポンプ室のみ階段下等に表記することでOK。
④電気設備等の表記は、設備機械室としてひとまとめにするより、「受水槽・ポンプ室、借室変電室、電気室」等と設備別に計画するほうがほうが訴求力は高い。
⑤「給水設備の受水槽・ポンプを屋外敷地内に設置」と記述しているものの、図面に反映されていない。→不適合
⑥集合住宅部門の共用廊下は、片廊下の場合2.0mでもOK。出来れば2.5mが良い。バルコニーは2.0m必要。この場合断面図では小梁の表記が必要。
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